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Q.新型コロナウイルス感染症になった後、症状が長引くことはありますか。

A.ご回答内容

新型コロナウイルス感染症になった後、治療や療養が終わっても一部の症状が長引く人がいることが分かってきております。長引く症状(いわゆる後遺症)については、以下の様に3つの研究班から報告されています。

①2020年9月~2021年9月にCOVID-19で入院した中等症以上の1003例において、、胸部CTにて異常陰影が残存している割合は3か月目の時点で49%であった。3か月目の時点で胸部CT検査異常所見を認める群は、認めない群と比べて肺拡散能(%DLco)を含む肺機能検査値の有意な悪化や呼吸困難、筋力低下の頻度の上昇が認められた。

②2020年1月~2021年2月にCOVID-19 PCR検査もしくは抗原検査陽性で入院した1066例のうち、診断後12ヶ月経過後、症状が残っている人の割合は、13%:疲労感・倦怠感、9%:呼吸困難、8%:筋力低下、集中力低下、7%:睡眠障害、記憶障害、6%:関節痛、筋肉痛、5%:咳、痰、脱毛、頭痛、味覚障害、嗅覚障害

③2021年2月~2021年5月に病院入院中、ホテル療養中の無症状・軽症・中等症のCOVID-19患者(20歳~59歳)の参加希望者において、1か月後までの改善率は嗅覚障害が60%、味覚障害が84%であり多くの味覚障害例は嗅覚障害に伴う風味障害の可能性が高い

属性情報

   分野 : 新型コロナウイルス 


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